技術畑に32年以上関わってこられたそうですが？
わたしはステンレスの板金工場から、キヨシゲの加工センター立ち上げ時に入って今年で18年目になります。私の入社時からは見違えるほど、近年のキヨシゲの加工部門の充実ぶりは目覚しいものです。わたしも工場長として率先して特級工場板金技能士の資格を取ってから、建設機械・産業機械をはじめとする高度な加工の仕事が増えています。薄物のステンレスパネルの加工にも実績を作りました。また、プレスと板金の2系統持つ強みを相乗効果の発揮につなげれば、さらに受注を広げていけるはずですし、お客様とのコラボレーションの選択肢も増すでしょう。

若手のレベルアップは進んでいますか？
キヨシゲは、流通加工業全体から見ればトップレベルにあると自負していますが、わたしの理想からはあと一歩の距離ですね。すでによほど特殊な仕事以外は、全部社内でこなせるまで力をつけてきています。それにはここ最近、若手の間で進んできた意識改革があり、彼らは国家資格への挑戦にも意欲的です。そんな若手の成長が仕事を高度化させ、新しい技術を確実に身につけることで自信を持つという好循環が生まれています。